SSブログ

雪ノ坂道空転ナリ [★SHARAN]

11.jpg

事前から覚悟していたし、道中も覚悟していたのだが、
まさかのオバカさんのためにこんなメに遭うとは……。
 
毎年年末(か年始)はスキー旅行を恒例にしている我が家。
このシーズンも、当然スキー旅行を計画しました。

例年だと目指す先は蓼科、車山高原。

最近で言うと車山高原のスカイパークホテル。
ここは年少くらいの小学生にはピッタリ。
そして去年は奮発して蓼科東急リゾートのコテージに滞在しました。

で、今年です。
当初は「白馬(八方尾根)行っちゃう?」とか「五竜あたりどお?」なんて
考えていたのですが、
ファミリーとしての滞在の気楽さを重視して、
「ヨシ!ここ行こう!」と決めました。



ホテルタングラム 斑尾東急リゾート

ホテルタングラム 斑尾東急リゾート

  • 場所: 長野県上水内郡信濃町古海3575-8
  • 特色: ホテルを中心に、多彩なメニューが魅力です。温泉露天風呂や室内プールも完備した高原のリゾートです。


 

えーバブル世代にはうれし懐かしでは無いでしょうか……タングラム斑尾。
ここも東急リゾートですね。
ホテルの目の前がゲレンデ、そしておそらくホテル滞在者しか滑っていません。
恐ろしい混雑も無いだろうし、疲れたらすぐホテルの部屋に戻れるという利便性。

年末年始価格はギョッとするほど高価でしたが、
ヨーシ行こう!と10月末頃には予約を済ませ年末スキーを楽しみにしていました。


しかし。

今となってはご存じでしょう、年末の荒天を。
雪いっぱい降っちゃうよな天気予報を!!!

タングラムはほとんど新潟県の脇です。
…こりゃ、道中覚悟しておいたほうが良いなぁ……。

えー我が家族クルマであるVWシャランちゃんは、
2012年にスタッドレスタイヤを購入し万全を期しております。

2012.12.20「冬どんとこい」

それに毎年の蓼科スキーもマイナス10度な中、けっこうな雪道を走破してますので、
心配っていうよりかは「気を付けよう」って感じかな。
とにかく、そんなカンジで往路はスタートしました。

案の定、長野県に入ってしばらくすると道路も白くなるほどの雪。
途中には「タイヤ検問」もあって冬タイヤでないクルマはこの先禁止になってたりしました。

まあでも、ボチボチ行くです。
シャランちゃんに履かせているスタッドレス、ミシュランX-ICE3は安心感バリバリ。
何の不安もなく、雪のハイウェイをずんずん進んでいきました。

中央自動車道から長野道へ、そしてひたすら北上します。

さて。
初めて行く斑尾、タングラムですので道案内はもっぱらナビ任せ。
何の心配も無いまま下りるICはやってきて、無事高速を下りました。

しかし。

ものの3分もしないうちにワタシは一抹の不安を抱えることとなったのでした……。



どうも、旧道っぽい峠道なのです。
けっこうな上り勾配、そしてクネクネ。
除雪は一切されていないし地元の方の集落を縫って峠越えの山道は続いています。
 
…うーん………コレって、大丈夫なんかいなぁ………???


すぐにシャランちゃんは微妙に音を上げ始めました。
トラクションコントロールだか横滑り防止装置の赤い警告がメーターに付きまくり。
 
滑りまくりです。
でも、何とかかんとか雪の急な坂道をシャランは登っていきます。
15分くらい走ったでしょうか。
ひとつの集落を越え、続いてもっと往来の少なそうな峠道へ。

すると、すぐに一台のクルマが峠の脇でチェーンを装着しているのが見えました。
デミオだったかアクセラだったか。

…あぁあ、シャランもそろそろチェーンの出番かな……。

そのクルマを横目に、通り過ぎようとしたその時です。
 
 

キュルルルルルルッるるルルルルルルッッッ!!!


今まではTCSだかESCのおかげで何とか登ってくれていたのですが、
完全に空転を始めました。
もうアクセルそろりと踏もうが何をしようがまったく登坂能力がありません。
そこは、デミオ(アクセラ?)からたったの5mほど先のことでした。

…あうっ…涼しい顔して通り過ぎたつもりがまったくダメダメやん………。
 
ちなみにミシュランX-ICE3の名誉のために書いておくと、
この日は大雪にも関わらず気温は暖かめの「ゼロ度」くらい。
つまり道路の雪はシャーベット状だったのであります。
しかも急な上り坂。重量級かつトランクに荷物満載なシャランちゃん。
駆動輪のトラクションが足らなさすぎます。
ミシュランは乾いた雪道やアイスバーンが得意でシャーベットが一番苦手らしい。
いつもの蓼科はマイナス10度とかで乾いた雪面だったので平気でしたけど、
今回ばかりはもう完全にアウトです。

細い峠の坂道で登らなくなってしまったので、
そこから恐る恐るアクセルとブレーキを操作しながらバックして、
ちょっとは道幅の広くなっている場所になんとか停車。
つっても勾配ありましたんで不安でしたけどしょうがありません。

その場所で往来するクルマに注意しながら何とかチェーンを装着しました。

まあチェーン装着すれば大丈夫。
順調にシャランは峠道を上りきり、何とかタングラムまで到着出来たのでした……。



が、その後ガックリな事実が判明!!!
 
  
 
地図.jpg
 
 
ナビ任せで進んでいったワタシ。
シャランのナビが指示したのは赤い道。
ホテルに付くと「近隣MAP」が置いてあってそこに載っていたのは青い線の道。
 
えー……確かにナビは責められないよ……どうみてもコッチのほうが近いもん。
 
 
しかし!!!
完全に峠越えの道を指示されていたのでありました〜。

ちなみに青いほうの道。
帰路はそっちから帰ったんだけど、道路は完全除雪でまったく不安無し。
ついでに書いちゃうけどホテルに付くとチェーン巻いてるクルマほとんど見あたらず。

みんな、青いほうの道から来たんやろねぇ……(泣)



てなわけでどうなる事やらと不安いっぱいなスキー旅行の往路のことでありました。

結論。

シャランちゃんは悪くない!!!
ろくに事前調査もせず安易にナビに従ったワタシがわるいのだ!!!!!

みなさん、配慮が必要な場所へ行くときは、くれぐれも注意しましょう!
  
 
  
12.jpg



ちなみに到着日は相変わらず雪は降りまくっていまして、
案内されたホテルの駐車場が上の写真です。

一部分を拡大してみます。 



13.jpg
 
 
完全に雪に突っ込んでます。
トランク側に回り込むのは不可能。
そしてスライドドアを開けたところ、雪の山に見事ぶっささりました〜。
  
って、どんな駐車場やねん………。


ちなみに低気圧に制圧された時期でしたので、スキー場もこんなカンジでした。
 
 
 
15.jpg



リフト、2台先が見えましぇーーーーん!!!!!

霧っつーか雲の中だと思うんだけど、
ここまでホワイトアウト状態は久しぶりでありました……。
 
 
次回、スキー日記編です。



 
14.jpg

帰路にクルマを取りに行った時。
ワタシと同時期に到着していたクルマのみフロントガラスが雪に覆われておりました。
周りも雪山だしさ、脱出するのに苦労したよ!!! 



 
■PHOTOS■Olympus STYLUS TG-3
nice!(7)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:自動車

nice! 7

コメント 4

copland_YB

nalさん、明けましておめでとうございます。今年もblogを楽しみにしています。
しゃびしゃびのアイスバーンは得意そうなのに、スタッドレスでもはまることがあるのですね!
ナビの道選択は「?」なことがありますが、土地感がないと従うしかないので困りますね。
by copland_YB (2015-01-07 09:01) 

nal

>copland_YBさん
おめでとうございます、今年もどうぞよろしく♪
巷の評判では、日本の路面変わりまくりな雪ではブリザック最強みたいです。
ウチは日常使い(普段の雪無しの時)の快適性優先してミシュランにしたってのもあります。この日は夜中はおそらく相当なマイナスだったと思いますんで凍結の上にシャーベット、さらに急勾配の上りでわるい条件揃いまくってたんでしょうねぇ…。
ナビについてはwebサイトにも青い道載ってますんで完全にウチの情報収集不足です、反省です〜。
by nal (2015-01-07 09:15) 

HIRO

こんにちは。
ナビは、”近道”を選択した訳で…

その昔、山口に帰省したついでに、九州の黒川温泉に行ったんですが、行きは周防灘フェリーで、山口県>大分県に上陸したんだけど、フェリーの時間的制約もあって、帰りは関門橋を渡る陸伝いに帰るつもりで、山口の返却場所を入力して案内させていたんですが、レンタカーの(ウチのより1〜2世代古い純正ナビ)ナビと、昔走った事のある(脳内の)道路のルートや方向感覚が微妙にズレていて、「高速が出来た性かな?」と、30km位「?」マークをつけながら走って、道端で拡大して確認したら「(昨日来た)フェリーを使う最短ルート」で案内していた事が…(笑)
by HIRO (2015-01-17 13:41) 

nal

>HIROさん
今回はひとこと「完全にワタシの事前確認不足」ですね。
HP見るなりアクセスマップ確認してれば下りるICわかってただろうに、早朝ネムいまま何も考えず出発してしまったので……。
ナビって「フェリー使う、使わない」設定ありますんで、それが「使う」になってたんでしょうねぇ。
by nal (2015-01-19 10:28) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0