16日間の逢瀬 [♡AlfaRomeo]
2台が並び立つ、貴重なシチュエーション。
3年ぶりの登場となる、アルファステルビオである。
2020.11.21「若い頃からスポーツカーだった」
https://nalfalfa.blog.ss-blog.jp/2020-11-21-AlfaStelvio
ワタシの乗るクルマでは無いため、
上の記事以来登場せずにいたものの、
いつもワタシの目の届くところにいたステルビオ。
今回、車両の入れ替えに伴いサヨナラのはずだったのだが、
某ト○タさんから下取りが難しいという話があり、
またもうすぐ車検だったことから、
それまではステルビオを満喫しよう!と相成ったのだ。
冒頭の写真はまさにワタシがキーを受け取った日の写真である。
この両車が「我がもの」として並び立つなんて感涙モノの風景である。
というわけで今月上旬からこのステルビオを日々の相棒にしている。
近くにあったとは言え、乗るのは納車直後以来の3年弱ぶりだ。
しかも3年前はちょこっと乗ったのみで、ちゃんと乗るのはこれが初めてである。
と。
長くなるのもなんなので簡潔にまとめたいと思う。
<デザインについて>
カッコイイはカッコイイのだが、
ぶっちゃけ出発点が安直すぎたのではないか?というのが正直なところ。
だってジュリアを縦に1.2倍したみたいな顔じゃないかっ(爆)
それに面の構成も個性が無いわけじゃないけど
セクシーでもダイナミックでも無いというか。
なんて言うんだろ、とらえどころが無い?
なんてワタシはずっと思っていた。
ただそれもまたアルファロメオらしいのかな、みたいな。
しかし今回日々乗っているうちに、好感度は徐々に上がり。
なんというのかなぁ、、身がムッチリ詰まっているみたいな。
ふくよかさとスポーティさ、セクシーさが同居しているというか。
このデザインのまんまゴルフサイズに落とし込むと、前型プジョー308っぽい気もする。
主義を感じるデザイン、とでも言うのだろうか。
デザイナーはきっと、コイツはSUVだから実用車だよなという観点で
デザインしたんじゃないかな?と思っている。
じゃなきゃもうちょっとマセラティみたいなエロ路線で行くよね。
違うわ、マセラティレヴァンテがあるから、ステルビオはコッチに行ったのかな。
ウム、、、。
相変わらず本アルミ(だよね?)のセンターパネルは質感最高である。
レッドの色使いもエロスポーティで最高。
このあたりはアルファロメオの面目躍如だよね。
<走った印象について>
感動したのは実は走りのほう。乗り味がめちゃくちゃ素晴らしい!
ボディがビシッとして剛性感ある仕上がり。
ステアリングもシートも硬質で「剛」を感じまさに骨が太い印象。
ねじれる、という言葉から相当に遠い出来栄え。
そして走らせればサイズを錯覚しそうなほどに軽快で、
ロールも背の低いクルマそのまんま、ステアリングもくいくい曲がる。
気付けば小さなクルマに乗っているようにキュッキュッて走り続けてしまう。
反面、同乗者がいた時にどうなるんだろう、という気はするけどね。
だからロードスターと併用するパターンでも、まったく違和感がない。
正直自宅のレクサスRXとでは乗り味が違いすぎて
気持ち的に「別の種類の乗り物」になってしまうのだが、
ロードスターとステルビオの2台ならまったく同じ気分で乗ることができる。
重ねて言うが、SUVにとってそれが良いのかどうかは別問題ではあるが。
ただし、1コだけどうにも許せない弱点があった。
それはシフトプログラムとエンジン制御の問題。
走っていて信号待ちに差し掛かり軽くブレーキに足を乗せて減速している時、
ATがシフトダウンした際に不意に回転数が上がり減速ではなく
加速しちゃってるんじゃないか?な時がけっこうあった。
これ、ドキッとします。
ブレーキゆるめた瞬間に「ぶおん!」つって加速気味になるのはいただけない。
あ、そうだもう1コあった。エンジンブレーキだ。
エンブレがまったく効きません!
ひょっとかしてコースティングモードがあるのかな?
今ニュートラルに入ってるのか?なくらい減速しません。
燃費対策なのか、ディーゼルはこういう傾向にあるのか。
イマイチよくワカランが上記の2点は要改善だと思われ。
ディーゼルじゃなくてガソリン車ならOKなのかな?
ウーム、、、。
ということで気に入って乗っていたのだ、が、、、。
■↓↓ひとりごと↓↓■
ワタシはステルビオを受け取ってから嬉しくてすぐにピカピカにすべく、けっこうマジメに洗車に励み、車内も掃除機をかけてコロコロもかけ、レザーシートもクリーナーと保護剤を塗布し、けっこう頑張った。白っぽくなってしまった黒樹脂復活剤なんかもゲットして、頑張ってヌリヌリしましたよ。
しかし。
言いたかないが前任者が付けてしまったキズが多すぎた。再起不能な箇所もちょこちょこあり、また汚れも相当なもので少し悲しくなってしまったのだった。しかしこのダークグレーメタは非常に良くてキズも汚れもまったく目立たない。洗車してみて「えーマジで!?」と気付いたくらいで、今までは一切気付かなかった。
そんな状態だと正直、クルマへの愛を持続させるのは難しいものであります。昨日、たまたまDへ行く要件があって点検かたがた査定もお願いしたところ、傷のせいもあってアゴが外れそうなくらい低い査定額に打ち抜かれてしまった。いやまあステルビオが買取低いのは覚悟していたものの、その予想を超える低さに、ぷっつりと糸が途切れてしまったのだった。
その足で以前からお世話になっている買取屋さんに足を運んだところ、ギリギリ納得できる程度の額を提示していただけた(向こうはハマったかもとグチっていた、笑)ので、そこで商談成立。 ワタシとステルビオとの逢瀬は16日間で幕を閉じることとなった、、、。
ということで登場2度目にしてこれが最後となるステルビオ。
わずかな不満点を除けば総じてめちゃくちゃ良いクルマである。
それが今なら(高年式)中古車がバカみたいな価格で買えてしまう。
費用対効果、サイコーだと思う。
ワタシも実はこのステルビオを自分で買い取ろうかななんて相当考えた。
ま、修理箇所が多かったので断念してしまったのだが。
それくらい、オススメする。
これから先も街でステルビオを見かけたら、
「おお、良いクルマにお乗りですねぇ」とワタシは思うことだろう。
そして同時に「どうか長く乗ってもらえますように」と願わずにはいられない。
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